以前よりパーツ供給について、尽力されている皆さんに敬意を表する。
広く意見をという動きも活発になってきたようなので、ひとつ自分も書いておきたい。
いま動かないクルマに乗っていれば、パーツ生産ありきだろうから、こういう時間のかかる提案は受け入れがたいかも知れないが……。
たとえば、オーナーとメーカー&ディーラーがお互いの現状を把握する手段として、具体的な接点を作るところから動き始めてみてはどうか……。
現状、日々、使い倒している人よりも、普段は乗っていないRX-7/RX-8(や、コスモなどのロータリーエンジン搭載車。そして、さらにひろげて古いモデルのロードスター)は、そこそこ多いと思う。
そこで、メーカーであるマツダにクルマを出し、指定方法で点検した認証をもらえるようにしたらどうだろうか。
オールドモデルのメーカーによる車両程度の認証制度だ。
認証を取れる場所。最初は、各都道府県にとは言わない。関東、関西、東北……地方ごとに1店舗とも言わない。いまロードスターのレストアの預かり場所となっている広島本社と横浜R&Dセンターの機能を拡充して、メカニック常駐とする。
対象は、ロータリー&ロードスター(R&R)をメインとし、メーカーの定めた車歴を経た車両と車種。
ユーザーは点検だけで直してもらえなくても、お金は出してお墨付きの認証をもらう。その認証で価値を認めてもらい、できるなら車両保険に入りやすくするなどの働きかけをしていく。中古車としての手放すときもきちんと認証がついていれば、価値がつくかもしれない。
認証はもちろん、すべてが優良のラベルをもらえるものではない。メーカーでこういう診察をされていますよ。というレベルの話だ。だから、故障車としての認証をもらうかもしれない。それでも、メーカーが判断しているというお墨付き(状態が悪いのも含めて)というのは価値があるはずだ。
そして、メーカー、ディーラーサイドは、現存するR&Rの車体番号と状態を把握することができる。その後の延命用パーツの選択と数量の検討ができるはず。次期モデルの顧客の可能性を探ることもできるかもしれない。
もちろん車検に通るだけのパーツについては、そんな手間を経ずに先に生産検討をしてもらいたいところだが、そのきっかけにもなってくれるのではないか。
カンタンなメニューでいい。だから本当は各ディーラーで対応してもらっても良いのだが、実際、不信感がある人達もいる。
まずは2拠点をベースとして、各ディーラーから派遣されたメカニックも加わりながら、R&Rの認証向けの点検をしていく……。
そこから始めてみたらどうか。
最終的には、各ディーラーで同じ認証がとれる。もっといえば、プログラムに参加すれば、普段自分が出しているロータリーエンジン専門のショップでも認証がとれるようにする。
そのくらいの懐深さでコトを進めてみてもらえるなら、ウレシイ。
少なくとも、メーカーによる認証(程度が悪いと判断されることもある)制度というのは、アクションする側も直接の接点ができて良いのではないかと思うが、どうだろう。
実はこの制度、現在のロードスターのレストアメニューと同様に、申込みをWEBからとすれば、その段階である程度詳細なデータがユーザーから、メーカーの手に渡る。それで事足りる部分も多いかも知れないのだが……如何に?
F.NorioDESIGN Inc. #カチくる #古川教夫
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Norio Furuching Furukawa
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