2017年12月20日、ロータリー50周年である年の瀬、マツダのロータリー開発の祖であり、元社長である山本健一氏が亡くなられたとの一報。
謹んでお悔やみ申し上げます。
25日にその一報がニュースとして流れ、年末のいろいろの中、こなさねばならないものもあるが、やはり少し書いておかないと進まない気持ちもあり、書いてみることにする。
1999年から2009年まで、私達が制作していたRX-7Magazineは、チューニング&カスタマイズを主とした媒体。
新型が登場した時、そしてメカニズムをエンジニア諸氏にうかがいたい時くらいしか、マツダ本社に出向かないという薄情な媒体だった。
そんなこともあり、正直、山本健一さんにお話をうかがえるようなものでもないと、コメントをいただくくらいで、積極的にお会いするような企画を作れずにいたことが、悔やまれる。
いずれ機会をもってお話させていただければ、とは思っていたが、じゃあ何を訊くんだ? という気持ちがあったのも本音だ。
まあそういうものだ。と思えば、そうだが、こういう時はそうは思えないところもあるのが、人間だ。
ただ、ひとつ言えるだろうことは、私達、いや僕らはみな、山本健一さんの推進力があってこそ、いまもマツダの作ったロータリーエンジンを楽しめているということ。
その開発者魂、経営者としての懐深さ、そしてエンジニアリングそのものを愛し、信頼する心。
そこで生まれ育ったロータリーエンジンとスポーツカーたち。
山本健一さんへ敬意を表します。
「飽くなき挑戦」、そのトラクションは、永遠に僕らの心に。
F.NorioDESIGN Inc. #カチくる #古川教夫
http://kachikuru.com/

Norio Furuching Furukawa

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