密度と速度

都市は密度が濃い。

ゆえに密度の低い地域から来た物が、その地域と同じ速度で動くならば、それは相対的に「速い」ことにならないか。

都市での交通が遅いのは密度ゆえ、それはクルマだけではなく、物の密度も、人の密度も、影響しているのではないか。

そう思えば、渋滞にも「そんなものだ」と寛容になれる。

反対に流入者の動きが乱暴粗野に見えるのも「タイム感があっていない」からだと諦めもつく。

低密度地域の時速60キロは都市の時速30キロくらいに思っていれば、そんなものだし、その時間で通過する「コト・モノ」の量たるや、比にならないだろう。

そして二分の一のタイム感だとわかれば、ウインカーも倍早く出すべきだし、黄信号への突入も倍早く諦めるべきと、理解できるのではないか。

駐車場の止め方も然り、倍の精度で(なんて)。

普段通りは普段と見え方が違うということです。

2017/01/08 4:13

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Norio Furuching Furukawa

Norio Furuching Furukawa

屋号:カチくる。WEBと紙のメディアで編集と執筆をしております。Youtubeは編集なし。主にクルマネタ。地質ネタも好物、チバニア〜ン! 福祉車両取扱士 Age 40er. [Ku6c]

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